病院などで危篤状態になっているようなケースでは、数日内には亡くなること言われた時点で、万一の場合を想定して準備に取り掛かります。実家から遠方に住んでいる場合には、様々な制約がありますので事前に対処が必要な場合があります。本人が亡くなっていないのにと、抵抗を持たれる方も少なくありませんが、亡くなってからでは間に合わない事態も想定されますので、やり方を見ていきましょう。実家が遠方である場合は、一般に必要となる物や、やらなければならない事が増えます。
亡くなったその夜、枕勤めと言われる儀式があります。それは、故人を寝かせた枕の上座に臨時の仏壇を置き、お経をあげることです。夜が遅いと、高齢の住職さんには、気の毒な気もします。普段のお経よりも長めで、しっかりとあげていただきます。これが、通夜の前の準備となる儀式です。家族や親族は、夜通し線香を絶やさぬようにします。そして、葬儀の日をむかえます。通夜の準備としては、この他に、故人の遺影や写真のフレームを選んだり、棺や料理、告別式後の繰り上げ法要のときにご会葬の方々へ配る引き出物なども選ばなくてはなりません。